• 2015年2月21日

    QNAP Q-RAID1からのデータ復元方法

    LINN DS用の定番NASと言えばQNAP。
     
    シングルベイモデルはUSB接続のHDDを接続して設定する事でQ-RAID1と言う独自のミラーリングバックアップが可能です。
     
    バックアップ方法については表記されているのですが、NAS本体のHDDが壊れた場合にQ-RAID1でバックアップしたデータを復元する方法を説明している所が見当たりません。
     
    ここではQ-RAID1からのデータ復元方法を記しておきます。
     
    実験を行なった機材のスペックを簡単に記しておきます。
     
    ・NAS
    QNAP TS-110

    ・HDD
    QNAP用、外付用ともSeagate 2TB
    ※出来るだけ同じメーカー、シリーズ、容量の物を揃えましょう
     
    ・ファームウェア
    4.1.2 build 0126
     
     
     
    準備の前提としてファームウェアを最新の物にアップデートし、NASの管理をするQFinderからNASのダッシュボードに入り、コントロールパネル→外部デバイス→外部ストレージで接続した外付HDDをQ-RAID1にて同期完了している事を確認して下さい。
     
     
     
    usb_hdd
     
    Q-RAID1で使っている外付HDDを外しておきます。コントロールパネル→外部デバイス→外部ストレージからHDDを選んでイジェクトボタンを押し、その後USBを抜いておき、NASの電源を切ります。HDDが突然死した場合、この手順は無視します。
     

     
     
    NASの電源を切った後に古いHDDを新品のHDDと交換し、起動させます。
     
     
     
    setup_first
     
    QFinderを開いてリフレッシュすると、クイック設定ウィザードでの設定を聞いて来るので「はい」を押します。
     
     
     
    firmware_install
     
    その後、手順に従ってファームウェアのインストールやシステム構成を自動で行ないます。
     
     
     
    smart_install_guide
     
    詳細な設定は後にコントロールパネルで行なえば良いので、ここはスマートインストールガイドに任せます。開始ボタンを押しましょう。暫く待っていても画面が表示されない場合は再起動などを行ないましょう。
     
     
     
    login_window
     
    インストールが完了すれば、この様なログイン画面が出て来ます。ユーザー名とパスワードを打ち込んでコントロールパネルへログインします。
     
     
     
    そして、Q-RAID1で使っている外付HDDをNASに接続します。少し待てば外付HDDを認識し、ポップアップが出て来ます。
     
     
     
    file_station1
     
    「ファイルを開いて見る」をクリックしてファイルステーションの画面に移ります。
     
     
     
    USBDisk1
     
    ここでようやくQ-RAID1で同期していたファイルが確認出来ます。「USBDisk1」の下にバックアップしたデータが見て取れます。
     
     
     
    後は外付HDDからNASヘデータをコピー&ペーストで移動すればデータの復元は完了です。
     
     
     
    作業のポイントは以下の通りです。
     
    ・NAS本体の設定データまで復元出来る訳では無い
     
    Q-RAID1はあくまでもNAS内に保存しているデータの即時バックアップ機能であって、有事の際に外付HDDをNASへ取付すれば動く程優秀ではありません。
    QNAPのサイトには出来る様な事が書いていたので様々な状況で検証したのですが(こちらのリンクを参照)、結局ディスクの入れ換えや「Restore (復元)」機能を見つける事は出来ませんでした。
     
     
    ・ファームウェアは出来るだけ揃える
     
    Q-RAID1でバックアップを取っていた時のファームウェアと、新しいHDDをNASに取付けて新規に設定する場合のファームウェアは出来るだけ同じ方がトラブルを避ける事が出来ます。古いバージョンのファームウェアもQNAPのサイトではダウンロード出来るので、古いファームの方が安定していると感じる場合はダウンロード出来るリビジョンを確認してそこまでファームアップしておくのが良いです。
     
     
    ・HDDは消耗品
     
    HDDは消耗品です。環境によって寿命が左右されますが、基本的には使用開始から3年を越えたら交換を考慮に入れても良いかと思います。大切なデータを守る為にも定期的な交換をお勧めします。
    HDDの健康状態を一番簡単にチェックする方法はS.M.A.R.T.情報です。QNAPの場合はコントロールパネルのストレージマネージャーから状態を確認出来ます。
     
    S.M.A.R.T.info
     
    この画面は弊社で稼働してからもうすぐ3年になるQNAPのNASです。テストの結果、読み取り障害が確認されています。今すぐ壊れる訳ではありませんが、近々交換する予定です。
     
     
     
    NASは家庭でも近年は便利な存在となりました。万が一のトラブルが起こってもこの様に事前に対策をしておけば安心です。
     
    LINN DSをお使いのユーザーで、QNAPが主流となってから既に5年近く経っていますので、HDDをまだ一度も交換せず、Q-RAID1等のバックアップも取られてない方は早急に交換をされた方が良いかもしれません。
     
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