※「News」にLINN SUMMER PROMOTION 2011の事を掲載しています。
LINN DSユーザーでWindowsをお使いの方は、iTunesかLINN推奨のリッピングソフト、「dBpoweramp」をお使いの方が多いと思いますが、「dBpoweramp」がWindows専用な為、Mac用リッピングソフトはiTunesをお使いの方が多いかと思います。
弊社のお客様はMacユーザーがかなり多く、最初はiTunesをお勧めしていましたが、NASにiTunesフォルダごと入れると毎回altを押してNAS内のiTunesファイルを選ばないとローカルのiTunesファイルを読み込んでしまったり、ローカルのiTunesファイルを使ってデータの保存先をNASに指定しても、Macを再起動してiTunesを起動したらNASに指定してたはずのデータの保存先が勝手にローカルのデータファイルを読みに行ってしまったりと、上手く行きませんでした。(Windowsはデータの保存先をNASに指定したら再起動してもちゃんとNASにデータを読みに行く様です)
また、iTunesでリッピングしたデータを可逆圧縮で保存しようとすると、Appleロスレスしか選択肢が無く、世の中のネットワークオーディオで標準とされているFLAC形式でのリッピングが出来ません。
何と言っても「dBpoweramp」ではFLACのゼロ圧縮モードというモードを使う事で、今までWAVやAIFFでタグ情報が付加されなかった非圧縮データにタグ情報を付加出来て、しかも非圧縮のリッピングファイルを作れてしまうのです。
それにAccurateRipと言って、リッピングしたデータが音楽情報と合致しているかどうかを確認する機能も実装されているので、より正確にデータとして読み込む事が出来るのです。
自分自身もMacユーザーですし、出来ればもう少し融通のきくリッピングソフトが無いかと色々探してみた所、行き着いたのが「X Lossless Decorder」というリッピングソフトなのです。
X Lossless Decorder
この「X Lossless Decorder」は、元々様々な可逆圧縮ファイルをデコード、変換、再生可能なMac OS X用のツールとして開発された様です。
しかし、バージョンアップを繰り返す事により徐々にリッピング性能も高くなっていき、AccurateRipにも対応したり、多少傷ついたディスクを読み込む際により効果的なXLD Secure Ripperを開発・実装したりと、リッピング精度が高そうなのが分かります。
そして何より、従来では「dBpoweramp」でしか実装されてなかったFLACのゼロ圧縮モードが付加されているので、Macでもかなり良い条件でCDのリッピングをする事が出来ます。
ただし、残念ながらCDDBはMusicBrainzとFreeDBのみなので、「dBpoweramp」よりは少ないですが、これだけ高性能なリッピングソフトがなんとフリーソフトなので(!)、データベースに無いCD位は情報を手打ちしても十分に価値があると思います。
こんな感じの操作画面です。
自分が普段良く聞いているiTunesでリッピングしたCD音源と、XLDでリッピングしたCD音源を聞き比べてみた所、弊社展示機のMAJIK DS-Iでも違いは十分に分かりました。XLDでリッピングした方はとても自然な音色で色づけが無く、クセがありませんが、それと比べてiTunesでリッピングした方は高域と低域にクセが出ているのが分かりました。
今年の4月位から徐々に使い始めて、現在ではLINN DS用にリッピングするには大変重宝しています。LINN DSユーザーでMacをお使いの方はiTunesでリッピングしたデータとXLDでリッピングしたデータを一度聞き比べてみて下さい。音質の違いが体感出来るかと思います。
2011年8月2日
X Lossless Decorder
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