先日のColumでもご紹介させて頂いた、リニューアルに伴い4Kプロジェクター及び電動スクリーンをインストールさせて頂いた和歌山県のS様事務所。(施工編はこちら、完成編はこちら)
2014年からお使い頂いているLINN MAJIK DSM/2に搭載されているHDMIは4Kに非対応のHDMI1.4。
そして、今回導入させて頂いたプロジェクター、EPSON EH-LS11000は4Kに対応。
LINN MAJIK DSM/2からプロジェクターまで隠蔽配線したHDMIケーブルも4K対応。
映像を映し出すためのソースであるApple TV 4Kも4Kに対応。
上記の様な状況なので、インストール時点ではApple TV 4KからフルHDで出力され、LINN MAJIK DSM/2へ入力、LINN MAJIK DSM/2のHDMI出力もフルHDで行われ、プロジェクター側で4Kへアップコンバートされている状況でした。
もちろん、それでもスクリーンに映し出される映像は十分に美しいのですが、せっかくEPSON EH-LS11000もApple TV 4Kも4K対応なのであれば、LINN MAJIK DSM/2のHDMIボードをHDMI2.0仕様の物へアップグレードするのはどうかとご提案・ご注文頂き漸く入荷したため、HDMIボードのアップグレードに伺いました。
ラックから取り外したLINN MAJIK DSM/2。
天板を開けると本体上部にHDMIボードが取付されています。
HDMI端子の下にあるネジを全て外す事でHDMIボードを取り外す事が出来ます。
今回新しく取り付けるHDMI2.0のボード。
無事に取付完了。
Konfigで確認した所、問題なくHDMI2.0ボードが認識されています。
これでアップグレードが完了しました。
プロジェクターで実際に4K映像を映して確認してみます。(こちらの写真は以前の施工直後の物です)
S様は一目見ただけで「うわ、綺麗になってますね!」と喜ばれている様子。
その日はたまたま時間があったため、後も一緒に色々な4Kコンテンツを見ては今までよりも綺麗と喜ばれたり、これを見たらどうなるんだろうと他の4Kコンテンツを映してみたりしているうちにあっという間に時間が過ぎました。
100インチのスクリーンサイズだと、4K映像の綺麗さがより重要になりますね。
また、S様はLINNがアップグレードによる製品寿命の長さにも感心されていました。
この様に進化の速い映像関連の回路をアップグレードと言う形でフォローしているLINNの考え方にも感銘を受けていました。
S様、今回もありがとうございました。
これからもたくさんのコンテンツをお楽しみ頂ければ幸いです。
余談ですが、この有線LANケーブルはHUBとLINN MAJIK DSM/2を接続していた物。
LINN MAJIK DSM/2から有線LANケーブルを抜く時になかなか抜けず、小さいマイナスドライバーで何とか取り外し出来ました。
この当時でも爪の折れないLANケーブルを使用していたのですが、10年を越えるとこの様に爪が折れてしまう事もあるのだと勉強になった出来事でした。
もちろん、手持ちにあった新品の爪の折れないLANケーブルへ交換しています。