• 2025年3月29日

    滋賀県 H様邸 宅内ネットワークリニューアル工事

    2009年にプロジェクターやスクリーン、天井埋込スピーカー等をインストールさせて頂いたのを期にLINN MAJIK DS-Iや宅内ネットワーク等も構築させて頂いている滋賀県のH様。

     

    2021年の年末には宅内ネットワークの調子が悪いとの事で遠隔で色々と対応しておりましたが、今回いよいよ2Fでインターネットが使えなくなる等、不具合の箇所も増えたり、使用している機器のメーカー対応が終了したり、使用されているYAMAHAのルーター、NVR500のVPNがPPTPにしか対応せず、海外から不正アクセスされているログが確認されたりと、いよいよリニューアルの必要性が迫って来たので、今回はご訪問して宅内ネットワークのリニューアル工事を行う事になりました。

     

     

     

    H様邸1Fにある光回線が引き込まれている場所に光終端装置やルーター、HUB等がまとめられている場所。

     

    ここの壁面に設置されているPanasonicのまとめてネットが世代的に100Mbpsしか速度が出ないのですが、どうもスイッチを入れてもLEDが点灯しません。

    どうやら、まとめてネットに内蔵されている100Mbpsの8ポートHUBが故障しており、そこに接続されている2Fを含む複数箇所の有線LAN端子が使えなくなっている事が分かりました。

    この場所に設置しているYAMAHAのHUBは16ポートあり、ちょうど8ポートほど空きがあったため、まとめてネットに接続している有線LANケーブルを延長した上で全てYAMAHAのHUBへ差し替える事により、まとめてネットを使わないで良い様に変更します。

     

     

     

    こちらが有線LANケーブルを延長するために使うケーブル。

    片側はこの様にRJ45プラグを接続出来る様になっていて、もう片側は普通のRJ45。

     

     

     

    まとめてネットのHUBに接続されていた有線LANケーブルを外し、上記の有線LAN延長ケーブルで延長してYAMAHAのHUBへ全て差し替えました。

     

    LANケーブル延長作業が完了したら、既存のルーター、YAMAHA NVR500を撤去してYAMAHA RTX830へ交換し、リブーターを追加してこの場所は完了。

     

     

     

    既存の16ポートHUB、YAMAHA SWX2100-16Gの上にちょうど収まるサイズの新しいルーター、YAMAHA RTX830と、その上へリブーターを設置。

     

    無線APは元々2台で運用していましたが、今回は2Fへ1台追加して3台体制に変更。

     

     

     

    1Fリビングの造作棚に元々設置していたYAMAHAのHUB、SWX2100-8Gの下にリブーターを追加し、その背面へYAMAHAの無線AP、WLX222を仕込んでいます。

     

    写真を撮り忘れたのですが、2FにはYAMAHAのHUB、SWX2110-5Gと無線AP、WLX222、リブーターの1セットを設置し、1F和室には元々設置していたYAMAHAのHUB、SWX2100-8G下にリブーターを追加し、その横へYAMAHAの無線AP、WLX222を立てて設置しました。

     

     

     

    こちらが元々設置されていたYAMAHA SWX2100-8GとNECの無線ルーター、Aterm WG2600HPをアクセスポイントとして使用。

     

    Aterm WG2600HPは2015年に発売されましたが、既に10年が経過してメーカーも2021年12月にサポートが終了していて、ファームウェアのアップデートも行われないため、新たな脆弱性が見つかっても対応されないのが現状です。

     

     

     

    こちらが入替後の状態。

    YAMAHAのHUB、SWX2100-8Gはそのままに新たにヤマハの無線AP、WLX222とリブーターを追加。

     

    H様は元々LINN MAJIK DS-I導入時にNASとUPSをご導入頂いていたのですが、SpotifyやTIDAL、そして去年秋に正式スタートした音楽ストリーミングサービス、Qobuzも使い始められたタイミングと言う事もあり、NASの使用頻度はほぼ無いに等しい状態だったため、H様と相談した結果、NASとUPSを撤去しました。

     

    全ての機器を設置したので、YAMAHAルーター、RTX830のダッシュボードを確認します。

     

     

     

    YAMAHA RTX830のダッシュボード。

    メモリの使用率は35%と表示され、CPUは最大46%まで上昇していた事が分かります。

     

     

     

    こちらがLANマップ。

    ツリーで表示されている機器から、現在どの機器がどの様な端末と接続されているのかが一目で分かります。

    そして、何よりRTX830はVPNの接続にセキュリティ的に安心なL2TP/IPsecに対応しているため、安心してVPNが運用出来るのも大きな利点です。

     

    有線LANポートの通信確認後は無線APを入れ替えたため、元々接続していた機器をH様ご自身で再度設定し直して頂き、各機器の動作確認を行い、宅内ネットワークのリニューアル工事が完了。

    今までよりもスマホやタブレットの動作がスムーズになったと早速お喜び頂けております。

     

     

     

    その後はLINN MAJIK DS-Iが設置されている部屋へ移動し、弊社がネットワークオーディオをお使いのお客様へお勧めしているオーディオ専用HUBを試聴して頂きました。

     

     

     

    SWX2100-8Gの上に設置しているのがオーディオ専用HUB、NuPrime Omnia SW-8。

     

    H様に様々な曲をお聴き頂きましたが、どの曲においても音の広がりやクリアさ、力量感が増し、アンプがワンランク上になった様なイメージだとお喜びの様子で即決して頂きました。

     

    H様、今回もありがとうございました。

    また、何かありましたら遠隔やご訪問で対応させて頂きます。

    オーディオの方もお喜び頂けて光栄です。

    ますます音楽をお楽しみ頂ければ幸いです。

    現在お手持ちのLINN DSやLINN DSMが持つ性能を最大限に引き出すには、LINNスペシャリストの弊社までご相談下さい。長年に渡るLINN DSやLINN DSMの販売実績やホームオーディオの豊富な経験と知識、カスタムインストーラーとしての宅内ネットワーク構築スキルを活かし、お客様宅まで出張して診断し、オーディオの性能を最大限に引き出します。

    また、家族が楽しめるホームシアターや住宅設備機器をiPadやiPhone等で操作するAMXホームオートメーションのインストールも多数の施工実績があります。弊社ショールームへご来店頂いて、ホームシアターやAMXホームオートメーション等を実際にご体感下さい。

    LINN DSやLINN DSM、ホームシアターや宅内ネットワークに関するサポート内容やサポートエリア等の詳細に関しては弊社Web内、サポートのご案内をご参照下さい。また、サポートのご対応エリア外でも対応させて頂く事があります。

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