全てのLINN DS/DSMユーザーが恩恵を受ける事が出来る空間最適化技術、アカウント・スペース・オプティマイゼーション。
こちらの画像は部屋を作成した後に見る事が出来る、Room Overview。
弊社では、この前身であるKonfigで設定するスペース・オプティマイゼーションの頃から弊社やお客様宅で設定を行なって来ましたが、アカウント・スペース・オプティマイゼーションに移行してからは、更に入力出来る項目が増えつつも、低域のコントロールはしやすくなり、吸音に関する設定も視認性が高く、かつ細かく設定出来る様に進化していましたが、ここ最近は部屋の出っ張りや斜め天井にも対応する様になり、さらに進化しています。
この進化に伴い、弊社でも実際の部屋の環境に合わせ、より細かく入力してどの様な変化が得られるかを弊社ショールームで試してみました。
まず、最初は今まで通り部屋の寸法をそのまま入力し、スクリーンケースやプロジェクターボックス等の出っ張り、机やCDラック等の設置物には考慮せずに作成しました。
こちらが作成した簡易版スペース・オプティマイゼーションの動画。(音声無)
そして、上記簡易版と比べスクリーンケースやプロジェクターボックス等の凹みやエアコン等の出っ張り、机やCDラック、空気清浄機等の設置物の寸法や場所を全て入力して詳細版も作成しました。
こちらが作成した詳細版スペース・オプティマイゼーションの動画。(音声無)
この2つの動画を見比べて貰うと一目瞭然なのですが、詳細版の方がより実際の部屋の環境に近いです。
詳細版スペース・オプティマイゼーションを用いて各スピーカー位置や視聴距離等を入力して音楽を再生して比較した所、簡易版スペース・オプティマイゼーションに比べて明らかに音が伸びやかになり、それまで若干感じていたキツさが緩和されて細かい音まで表現される様になりました。
つまり、スペース・オプティマイゼーションを部屋の実情へ近づけば近づけるほど余計な反射が減り、反射に邪魔されない自然で素直な音になって行くと言う事が判明しました。
ただし、この詳細版スペース・オプティマイゼーションを設定するには簡易版スペース・オプティマイゼーションを設定する時に比べて倍ほど時間がかかるのも実情です。
そのため、弊社では簡易版と詳細版の2パターンとも対応出来る様にサポート体系を追加させて頂きました。(詳しくはこちら)
ご自身ではなかなか設定の難しいアカウント・スペース・オプティマイゼーション、これを機に見直してみては如何でしょうか?