先ほど投稿したSAVANTよりも大きなブースを構え、米国内のシェアもある程度の規模で有するホームオートメーションメーカーのURC(日本未発売)。
こちらのメーカーはセントラルコントローラーはもちろん、ハンドタイプのリモコンやタッチパネルも用意されていています。
CEDIA EXPO会場内でも大きめのブース。
ブース内ではいくつかのエリアに分かれています。
こちらは主に住宅用の「ADVANCED HOME AUTOMATION」エリア。
こちらは主に業務用の「PREMIUM COMMERCIAL SOLUTIONS」
URCは住宅用はもちろん、業務用の分野でも一定の支持を得ているのが分かります。
自社製タッチパネルは、あらかじめ用意されている標準のインターフェイスでクラシカルながら一目で分かりやすいデザイン。
こちらは卓上置き型タッチパネルで、物理ボタンの有無で2種類をラインナップ。
セントラルコントローラーは背面に制御を行う機器と接続するための端子が並びます。
ちなみに、近年では無線LANで接続するタイプのタッチパネルはどのホームオートメーションメーカーも自社ラインナップが消滅してiPad+Appと言う形式に置き換わりましたが、置き型タッチパネルや埋め込み型タッチパネルのラインナップは変わらず用意されています。
これには理由がありまして、iPadだと基本的なプラットフォームはiOSで、その上でAppが動作します。
もし、iOS側で何らかのトラブルが発生した場合はiPadを再起動する必要があり、その際の操作は我々カスタムインストーラーではなく、お客様の手に委ねられます。
しかし、メーカー純正のタッチパネルはプラットフォームこそAndroidである場合が多いのですが、それは民生機に搭載されている様な物ではなく、産業用に開発された組み込み専用品になるので、動作が安定している事が大きな特徴であり、トラブル発生時にも我々が直接タッチパネル等にアクセス出来て不具合の診断が出来ます。
この様な状況から考えると、iPad等のタッチパネルはあくまでもサブ的な使い方となり、メインは各オートメーションメーカーのオリジナルタッチパネルと言う構成にしておくのが家全体をオートメーションでコントロールする時のセオリーだと感じます。