• 2024年12月14日

    大阪府 N様邸シアターアップグレード

    弊社の決算作業や年末のお客様対応等でなかなかColumn更新が滞りがちな12月ですが、今日は4年前に120インチ電動スクリーンと天井埋込スピーカーでの7.1ch構成、宅内ネットワークとAMXホームオートメーションをインストールさせて頂いた大阪府のN様邸シアターをアップグレードさせて頂いたので、その模様をご紹介したいと思います。

     

     

     

    4年前にインストールさせて頂いたN様邸シアター。

    こちらは3Fのユーティリティスペースとなります。

     

    4年ぶりにご相談を頂いたN様からは以下の様なご要望がありました。

    ・無線LANアクセスポイントの増設(既存の物は2Fへ設置)

    ・宅内ネットワークの安定化

    ・置型フロントスピーカーの増設

     

    上記の内容に対して弊社から以下の様なご提案を行いました。

    ・無線LANアクセスポイントの増設←同型機種の追加(3Fへ設置)

    ・宅内ネットワークの安定化←リブーターの追加

    ・置型フロントスピーカーの増設←9.1chサラウンドアンプへの入替

     

    さらに、プロジェクターの輝度が低く画面が見えにくいとのご要望に対しては既存のプロジェクターの約3倍の明るさを有するEPSONのレーザー光源プロジェクター、EH-LS12000への入れ替えをご提案した所、すべてご了承頂けたので機器の段取りを行い、先日施工を行いました。

     

     

     

    EPSONのレーザー光源プロジェクター、EH-LS12000を天吊した所。

    天吊金具はキクチ科学研究所のSPCMシリーズを使用しているので、天吊金具側はそのまま、プロジェクター側の金具を交換するだけで対応が可能です。

     

     

     

    本体に貼られた保護シートを外し背面カバーを取り付けている所。

     

     

     

    背面カバーの取り付け完了。

    受光部の少し凹んだ所にはAMXホームオートメーション用に使用しているIRエミッターがちょうど収まっているのが分かります。

    この背面カバー、EH-LS12000には同梱されていて、背面の端子群や配線が隠れるので美しい仕上げになるのがお気に入りのポイントです。

     

     

     

    保護シートを外して初期設定中。

    このEPSON EH-LS12000、明るさは2700lmあるので120インチスクリーンで照明が点いていても画面がしっかりと見えますし、発色も濃いです。

    スクリーンの幕面は元々ソルベティグラスの前身となる150PROGアドバンスでピークゲインが1.5あるため、部屋のクロスが白基調でもしっかりとしたキレのある鮮明画像が映るのですが、それとEPSON EH-LS12000が組み合わさる事でパワー感のある絵が得られます。

     

    HDMIケーブルは4年前でも4K対応の物を使用していたため、今回はそのまま流用。

    設置したFire TVで自分のアカウントを入れてテスト投影しましたが、無事に4Kが映りました。

     

     

     

    お客様がお手持ちのJBLスピーカー。

    これをフロント置型スピーカーとして使用するため、配線はサブウーファーの配管を活用して2c分のスピーカー線を入線し、Phoneジャック端子をハンダ付してサラウンドアンプをバイアンプ設定しています。

     

     

     

    4年前、3Fプロジェクター横に設けた点検口へ将来用として入線しておいたCAT5の有線LANケーブル。

    これが4年越しに役に立つ時が来ました。

    ここへ2F天井裏に設置している無線LANアクセスポイントと同型機種を設置する事で3Fの無線LAN環境を大幅に改善する事が出来ました。

     

     

     

    無線LANアクセスポイントの設定画面。

     

    従来は1台で2Fと3Fをカバーするため、5GHz帯のチャンネル幅を落として出来るだけ遠くまで飛ばせる様にしていましたが、1台から2台へと増設した事で設定を変更し、5GH帯のチャンネル幅を40MHzから80MHz、送信出力を10から7へ少し落とす事で同一SSIDでの2F-3F間バンドステアリングがスムーズになり、安定して400〜500Mbpsの速度が出る様になりました。

     

     

     

    こちらは2Fリビング収納上部に設置されている光終端装置やルーター、HUB。

    リブーターとPoEインジェクターを増設し、ルーター、HUB、無線LANアクセスポイントを定期的に再起動する様にしてネットワークの安定化を実現しています。

     

     

     

    3F機器設置棚へ増設したHUBとリブーター。

     

     

     

    3FリブーターにはHUB、無線LANアクセスポイント用PoEインジェクター、AMXホームオートメーション、Apple TV、Fire TVを接続し、定期的に再起動する事でシステムの安定化を実現しています。

     

     

     

    3FのHUB、リブーター、AMXオートメーション、Fire TVが設置された棚。

    AMXホームオートメーションの背面には無線LANアクセスポイントへ電源を供給するPoEインジェクターが収まっています。

     

    AMXホームオートメーションは4年前と入力ソースが変わったり、アンプやプロジェクターの機種が変更になったのでその辺りを中心としたプログラム変更を現地で行いました。

     

     

    作業を終えてからN様へ使用説明とFire TVの設定を行い、音と映像を見て頂きましたが、以前と比べて圧倒的に明るく、Fire TVは4Kの映像が楽しめて、無線LANの速度が改善した事もあり、大変お喜び頂けました。

     

    N様、年末年始はご友人やご家族と共に存分にお楽しみ頂ければ幸いです。

    ありがとうございました。

    現在お手持ちのLINN DSやLINN DSMが持つ性能を最大限に引き出すには、LINNスペシャリストの弊社までご相談下さい。長年に渡るLINN DSやLINN DSMの販売実績やホームオーディオの豊富な経験と知識、カスタムインストーラーとしての宅内ネットワーク構築スキルを活かし、お客様宅まで出張して診断し、オーディオの性能を最大限に引き出します。

    また、家族が楽しめるホームシアターや住宅設備機器をiPadやiPhone等で操作するAMXホームオートメーションのインストールも多数の施工実績があります。弊社ショールームへご来店頂いて、ホームシアターやAMXホームオートメーション等を実際にご体感下さい。

    LINN DSやLINN DSM、ホームシアターや宅内ネットワークに関するサポート内容やサポートエリア等の詳細に関しては弊社Web内、サポートのご案内をご参照下さい。また、サポートのご対応エリア外でも対応させて頂く事があります。

    お問い合わせはこちら