去年秋頃に発表があったフランスの音楽ストリーミングサービスとハイレゾ音源を販売するQobuzの日本サービス展開。
おおよそ1年の遅れを経てようやく昨日の夜にプレオープンし、サービスがスタートしました。
弊社の様にLINN製品を販売している店舗は以前からQobuzの存在を知っていながら日本でアカウントを作成する事が出来ず、去年秋頃の日本でのサービス開始発表から度々サービスの延期が相次ぎ、この1年間は首を長くして待っていました。
昨日の夜にプレオープンしてからアカウントを移行し、本日未明から使用を開始、LINN DSMで実際に音を出してみましたので、Linn Appでの使い勝手等と共にご紹介したいと思います。
なお、以下の画像は全てiPad miniのスクリーンショットとなります。
まずはLinn Appを立ち上げて使用するLINN DSMを選択します。
下部の1番左側のタブ(部屋)を押すと各部屋の名前が書かれたアイコンが出て来るので選択すると、そこに設置してあるLINN DSMを選択出来る様になっています。
上の画像では「Living」と言う部屋に設置しているLINN DSMを選択中です。
次に下部の左から2番目のタブ(探索する)を押すと様々な音楽ソースが出て来ます。
その中に「音楽ストリーミング」と書かれた場所にQobuzが出て来ますので、アカウント作成及びストリーミングサービス契約を行なった後にアプリ経由でログインすると音楽ストリーミングサービスが使用出来ます。
この状態は既にログインしているので、右側に「ログアウト」と表示されています。
※もしQobuzが音楽ストリーミングの項目に出てこなければ画面右上の歯車マークを押して表示させます
ログイン後にQobuzを押すと上記の様に画面が表示されます。
マイQobuzには「お気に入り」に登録したアーティスト、アルバム、曲、「購入済み」に過去e-onkyo musicで購入した楽曲が表示され、それをプレイリストへ入れるとそのままストリーミングで再生されるので、わざわざNASヘアクセスしなくても良いのは便利な機能の1つです。
JURASSIC PARKの20th Anniversaryはハイレゾストアでは192kHz/24bitで販売されていますが、ストリーミングではFLAC 96kHz/24bitで配信されています。
spotifyと比べると全体的に見通しが良くなり、各楽器の音が団子にならず、しっかりと聞こえて来ます。
Taylor SwiftのMidnightsは元々ハイレゾストアでも48kHz/24bitで販売されているので、ストリーミングでも同じサンプリング周波数とビットレートで配信されています。
Syn ColeのFeel GoodはCDクオリティの44.1kHz/16bitで配信されていますが、Spotifyと比較するとQobuzの方が情報量が多く感じます。
下部の右から2番目のタブ(プレイリスト)を押すと再生したいアルバムや曲がこちらのプレイリストに入り、再生する事が出来ます。
SpotifyはSpotify Connect経由でLINN DSMが音楽ストリーミングを直接受信して音楽を再生していたのでサンプリング周波数やビットレートの割には音質が良かったのですが、あくまでもSpotifyアプリが主体での操作となるため、他のNAS等の曲との聴き比べを行う際にはいささか面倒でした。
しかし、QobuzはTIDAL等の音楽ストリーミングサービスと同じくLinn App内で完結する設計になっているので、使い勝手は良いです。
Qobuzはe-onkyo musicと統合しただけあり、日本語検索が非常に強く、その点はTIDALよりも優位ですね。
また、TIDALに比べてハイレゾの楽曲が今どんなサンプリング周波数なのかが分かり易いのも大きな特徴です。
Qobuzの音楽ストリーミングの料金ですが、今の所は1人のみ使用可能なソロ(月額1,480円/年額15,360円)、2人で使用できるデュオ(月額1,980円/年額20,160円)、最大6人で使用できるファミリー(月額2,480円/年額24,960円)の3プランとなっています。
弊社ショールームではQobuzとLINN DSMによる音楽ストリーミングをご体感頂けます。
ご体感をご希望の方はお気軽に弊社お問い合わせフォームからご予約を頂ければ幸いです。