• 2024年8月7日

    兵庫県 I様邸 リビングシアターシステムの4K化

    6年ほど前にプログラマブルリモコンのRC9001からAMXホームオートメーションシステムへ変更させて頂いた兵庫県のI様。(当時の入替の様子はこちら

     

    その後は快適にリビングシアターをお使い頂いていた様なのですが、リビングシアター導入当時から使用していたEPSONのプロジェクターが故障したのをきっかけに新しく4K対応プロジェクターをご自身で購入及び設置したものの、サラウンドアンプから音が出ないとのご相談があり、メールのやり取りでは解決しなかったため、現地へお伺いしました。

     

     

     

    I様ご自身で設置されたBenq製4Kプロジェクター。

    以前ご使用されていたEPSONのプロジェクターだと僅かに距離が足りず120インチスクリーンより少し小さめに映っていたため、投射距離との兼ね合いでこちらの製品を選ばれた様です。

    また、スクリーン位置とレンズシフト範囲に収まる兼ね合いからこの様な設置方法になったとの事でした。

     

    早速各機器を立ち上げて様子を確認した所、確かにI様のおっしゃる通り、BDレコーダーからの映像は出るものの、音声はサラウンドアンプから出ないので、Benqの設定を色々と確認してみました。

     

     

     

    こちらのHDMI EDIDの項目を「標準」から「強化+」へ変更した所、サラウンドアンプ経由で音が出る様になりました。

     

    今回のプロジェクター入替をきっかけに以前から検討されていたリビングシアターの4K化を進める流れになり、機器選定等の期間を経て再度お伺いして2日間をかけて入替作業を行いました。

     

    入替を行う物は主に以下の通りです。

    ・サラウンドアンプ

    ・テレビ

    ・BDレコーダー

    ・HDMIケーブル

    ・AMXプログラム

     

    以下、順を追って作業を進めます。

     

     

     

    こちらは入替前のサラウンドアンプの背面。

    サラウンドアンプやBDレコーダー等の機器は全て階段下の収納に収められ、操作は主にAMXホームオートメーションで行うので、サラウンドアンプはこの写真の様に背面側を見える様に設置しています。

    2018年に行なったAMXホームオートメーションへの入替作業時にHUBと無線LANアクセスポイントをYAMAHA製に変更しているため、今回はそのまま使用します。

     

     

     

    こちらはサラウンドアンプの入替とリブーターの設置が完了した所。

    Apple TV 4Kは2018年に導入していたのでそのまま使用し、AMXコントローラー本体、HUB、無線LANアクセスポイントをリブーターと接続し、システムの安定性を高めます。

    HUBは壁掛テレビから延伸した有線LANやサラウンドアンプ用有線LAN、リブーター用有線LANでポートが埋まりました。

     

     

     

    こちらはサラウンドアンプ背面近影。

    今回も以前使用されていたのと同じmarantzのサラウンドアンプ。

    14年の時を経ると、当時はまだ大体の機器に使われていたコンポーネント端子はすっかり無くなり、HDMIは8K対応のHDCP2.3端子が主流となりつつあるのが分かります。

    また、当時はBluetoothユニットが外付されていましたが今は内蔵でネットワーク対応となり、HEOS経由で音楽を聴いたりAirPlay2に対応しているのでiPhone/iPadから簡単に音楽を飛ばせたりするのも今では当たり前の機能となっています。

     

     

     

    階段下ラックからリビングへ移動します。

    こちらは以前に取り付けられていたPanasonic純正壁掛金具。

    フルHD対応50インチプラズマTVとこの壁掛金具がかなりの厚みとなり、電動スクリーンとの隙間がほとんど無く、時折擦るのがストレスだったとの事で、今回はTVもHDMIケーブルも4K対応モデルへ交換すると同時に金具も薄型へと交換し、電動スクリーンとの隙間を確保します。

     

     

     

    TV壁掛金具は90型まで対応出来るモデルを選定し、今後もしTVを買い換えても対応出来る様にしました。

    しかし、写真を見て頂いて分かる様に壁掛金具も薄くなり、壁掛するTVも薄くなっているため、壁と金具の間には厚みを持たせるための木材を仕込みました。

    また、TVのサイズも50インチから75インチへ変更するにも関わらず、TV自体の重さは以前と変わらない事から、近年のTVは以下に軽量化が進んでいるかが良く分かります。

    HDMIケーブルは4K対応の光ファイバータイプへ変更し、有線LANケーブルも併せて入線する事で、TV自体でYouTube等のコンテンツを楽しむ際にもスムーズな視聴を実現します。

    壁コンセントは1つ口から2つ口へと増設し、TVへ直接USB接続して録画するためのHDD用に用意しました。

     

     

     

    壁掛金具へTVを壁掛した所。

    以前は見えていた壁をふかしている部分がTVでほとんど見えなくなりました。

     

     

     

    こちらはTVを横から見た所。

    以前の純正金具+プラズマテレビの組み合わせと比べてかなり壁側に寄っているので、電動スクリーンを降ろしてもTVまでかなりの余裕が生まれました。

     

     

     

    こちらは以前BDレコーダーが設置されていた所に入替で設置したPanasonic DMR-ZR1。

    この機器のために作成したと思われても違和感のない収まりでI様も喜んでいました。

     

     

     

    そして、Benqのプロジェクターは黒のメタルラックを用いて天吊状態にして棚の中へ設置。

    IRエミッターが表側の取付になったのは本体上面にもある赤外線受光部では反応せず、こちらの本体正面側だと問題なく反応したためです。

    プロジェクターのHDMIケーブルももちろん4K使用へと入替。

     

    初日は各機器の動作確認及びAMXホームオートメーションでの動作確認を終え、翌日は調整及びAMXホームオートメーションのプログラム変更を行い、作業が完了しました。

     

     

     

    I様、今回もご相談頂きましてありがとうございました。

    4Kの綺麗な映像でパリオリンピック等を楽しまれていると思います。

    AMXホームオートメーションの巻き戻しボタンの件ではご不便をおかけしました。

    また、何かありましたらいつでもご連絡頂ければ幸いです。

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