弊社ショールーム兼シアタールームは、音楽や映像に没頭出来るコンパクトなシアタールームとして11年前に設計施工を行い、システムアップデートを繰り返して現在に至ります。
弊社Webのショールーム紹介で使用しているこの画像は11年前の新築時に撮影しました。
機器は様々入れ替わっていますが、基本的にはこの様な形で今も変わりありません。
当時から大きく変わった点は主に2点あり、1つはLINN EXAKTサラウンドを採用した事、そしてもう1つはレーザー光源プロジェクターを採用した事です。
施工当時はまだレーザー光源プロジェクターなどまだ存在せず、全黒が画面に映し出されてもランプ光源の光がどうしても画面に届いてグレーに映る事が多く、当時はそこまで遮光対策が気になる程ではありませんでした。
しかし、近年ではハイエンドクラスのプロジェクター光源が軒並みレーザー光源を採用する様になり、映画でも全黒のシーンではレーザー光源を用いるプロジェクターは完全な暗闇になるため、その時に視聴位置よりも前にある光源がわずかでも光っていると気になる様になりました。
そのため、わずかでも視界に入る光源を遮光する様に弊社ショールームで対策を行いました。
弊社ショールーム兼シアタールームで視聴位置よりも前にある光源は、この入り口付近に設けられたPanasonicのとったらリモコンです。
通常、照明を付けている時は本体のLEDが消灯しているのですが、照明を落とすと照明の位置を表すために緑色のLEDが点灯します。
これがPanasonicのとったらリモコン本体です。
元々は白色しかないので、建築当時に塗装を行い、グレー色にしました。
Panasonicのとったらリモコンのカバーを外した所。
本体正面左側のLEDが点灯しているのが分かります。
これは部屋の電気を消してLED照明をつけて撮影した物なので、あまり明るく見えませんが、実際に暗くするとこの様になります。
カバーを外しているので余計に明るく見えますが、実際にはこれに近い形で視界に入るので、気になります。
そのため、このLED部を黒色の布テープで覆います。
この様に布テープでLED部を覆います。
これでPanasonicのとったらリモコンから消灯時に点灯しているLEDが気になる事はなくなりました。
しかし、もう1箇所気になる所がありまして、それは電動スクリーンのLEDです。
電動スクリーンにLEDが点灯する所なんてあるのかと思いますが、実は電動スクリーンには動作を表すためのLEDが手動操作用ボタンと共に本体左下部に設けらているのです。
その箇所がこちら。
赤色点灯しているLEDは停止中の意味を表し、動作中は緑色に変化しますが、基本的にはこの様にずっと点灯したままとなります。
こちらも全黒の時に気になるため、布テープで覆います。
布テープで覆った所。
これで赤色LEDの光が漏れる事がなくなりました。
たった2つの対策ですが、レーザー光源を用いるプロジェクターで視聴で全黒の時に目に入る光が無くなっただけで映画へさらに没頭出来る様になりました。
弊社ではホームシアター専用ルームを設計する際、サラウンドアンプやBDレコーダー等の機器を出来るだけ視聴位置よりも背面へ設置する様にするのは、この様に機器が発する光を遮ると言う理由が大きいです。
弊社ショールームでもシアターで使用する機器は視聴位置よりも背面にあり、扉を閉めると完全に機器から発する光を遮断出来る様にしています。
レーザー光源を用いたプロジェクターで漆黒の闇をご体験されたい方は弊社ショールームまでお越しください。