滋賀県のK様。
コロナ禍に連絡を頂いて新築計画をスタートし、3年越しにリビングシアターのインストールが実現したので、暫くの間、当Columnでご紹介したいと思います。
前回はサラウンドアンプの開梱から設置設定までの作業の様子をお伝えしましたが、今回はプロジェクターの開梱から設置設定までの作業の様子です。
ちなみに、今回使用したプロジェクターは、EPSONの業務用モデルのEB-PU1007B。
4Kエンハンスメントテクノロジーにより、4K相当の画質を映し出せるのは家庭用モデルと同様なのですが、200インチともなると家庭用モデルでは明るさが不足するため、レーザー光源で7000lmの明るさを有する本機を選定しました。
梱包箱に収められたプロジェクター。
箱から出してラッピングを取り除いて本体が出て来ました。
ここで家庭用プロジェクターと大きく異なる点が1つありまして、それは、レンズが本体に装着されてない事。
レンズ部カバーを外すと、この様に本体内部が見えます。
業務用プロジェクターはさまざまな設置方法が想定されるため、超単焦点から長焦点まで幅広いレンズを選定する事が出来ます。
今回は図面から投射距離を拾い出し、最適なレンズを選定しました。
こちらがレンズ単体。
本体へレンズを装着して固定します。
これでようやくいつものプロジェクターの姿になりました。
この後、2人がかりでプロジェクターを設置場所まで持ち上げて(プロジェクター本体で16.3kgあります)、位置を微調整してAMXホームオートメーションで制御するためのIRエミッターを取付しました。
プロジェクター前に設置されるルーバーが無い状態で本体位置を決め、プロジェクター本体の調整を行います。
プロジェクターを調整している最中の様子。
7000lmの明るさなので、日中でもカーテンを降ろさずに何が映っているか分かるほど明るいです。
レンズシフトで画面の位置を調整していいます。
調整が完了したのでルーバーを取付しました。
リビング中央部からプロジェクターを設置している場所を見ると、上手くプロジェクター本体が空間に溶け込んでいます。
下部のラックにはシアター機器やサブウーファーが収められています。
大型の業務用プロジェクターがシンプルなリビング空間に違和感なく収まりました。