2018年夏にAKURATE EXAKTBOX 10をKatalystアップグレードしてから音楽をお楽しみ頂いておりますK様。
これは以前にK様邸でお使い頂いているLINN AKURATE EXAKTBOX 10をkatalystアップグレードした時の写真。
その様子はこちらで紹介させて頂いております。
K様邸の今までのシステム構成は以下の通り。
ネットワークプレーヤー:LINN AKURATE EXAKT DSM
デジタルクロスオーバー:LINN AKURATE EXAKTBOX 10
CDプレーヤー:LINN MAJIK CD
パワーアンプ:LINN AKURATE 4200+LINN MAJIK6100
スピーカー:LINN AKURATE 242SE(AKTIV仕様)
この度、4月に実施されたLINNの価格改定の前にシステムの変更を行いました。
お使い頂いているスピーカー、LINN AKURATE 242SEの背面端子部分を取り外し、AKTIV仕様からPASSIVE仕様に戻している作業の様子。
ラック上部に設置されたLINN KLIMAX DSM/3。
ラック中段にはNUPRiMEのCDトランスポート、CDT-9。
ラック下段には4chパワーアンプのLINN AKURATE 4200を設置しました。
今回の変更でK様邸のシステム構成は以下の通りとなりました。
ネットワークプレーヤー:LINN KLIMAX DSM/3
CDプレーヤー:NUPRiME CDT-9
パワーアンプ:LINN AKURATE 4200
スピーカー:LINN AKURATE 242SE(PASSIVE仕様)
CDプレーヤーは経年劣化でほとんどのCDの読み込みが出来なくなった事もあり、LINN KLIMAX DSM/3はデジタル入力があるので、CDトランスポートの方が効率が良いとの判断でCDT-9を選定させて頂きました。
今回のシステム変更で今までと1番大きく異なる点として、今まではスピーカーのネットワークをパスし、各帯域の音をEXAKTBOXで分けていたのを、スピーカーに内蔵されたネットワークを使う様にした事です。
本来であればEXAKTBOXを使う方がエネルギーロスが少ない筈なのですが、それをスピーカーに内蔵されたネットワークにしてでもLINN KLIMAX DSM/3へ変更した方が音質的に向上すると判断してのシステム変更となりました。
この予想通り、システム変更が完了してからSpace Optimisationで以前の設定を新しいLINN KLIMAX DSM/3へ適応してから何曲か試聴したのですが、AKTIVからPASSIVへ変更して本来であればエネルギーロスがある筈なのに、低域の解像度が明らかに以前より明瞭となり、それでいて量感もしっかりと出て来て、女性ボーカルの声やそれぞれの楽器の情報量が多く、明瞭かつ伸びやかで聴き疲れしない音が出てきました。
スピーカーのネットワークは長期間電気信号が流れていなかったので(AKTIV仕様だったため)、しばらくエージングは必要と思いますが、スピーカー自体は鳴らしているので、比較的早い段階でエージングは完了すると思います。
エージング完了前にも関わらず、この音の改善度合いにK様もご納得頂けた様子で、こちらとしても嬉しい納品となりました。
K様、ありがとうございました。