• 2021年8月27日

    おかえりMAJIK EXAKTBOX-I:LINN Katalystアップグレード

    弊社が展示機として使用している、8ch分の100W CHAKRAパワーアンプ搭載のLINN MAJIK EXAKTBOX-I。

     

     

     

    MAJIK筐体に収められた8ch分の100W CHAKRAパワーアンプ搭載EXAKTBOX。

     

    現在はAKURATE筐体に収められ、製品名もLINN AKURATE EXAKTBOX-Iと変更になり、最初からKatalyst DACが搭載された製品になっています。

     

    EXAKTBOXシリーズは当Columnにも幾度となく登場していますが、基本的にはヘッドユニットのDSMとEXAKT Linkで接続する事でデジタルクロスオーバーとして機能します。

    今まではLINNの4Wayや5Wayのスピーカーとパワーアンプ、その上流にEXAKTBOXを設置する事でネットワークを介さずにユニットとパワーアンプを直結し、各帯域の音をEXAKTBOXが分割して高音質化を図っていました。

    そのため、今までは既存のLINNユーザーの方がアナログクロスオーバーとして機能するAKTIVボードをパワーアンプに入れて使用されていた方が、更なる高音質化のためにEXAKTBOXを追加するケースが大半でした。

     

     

    2019年、サラウンド・プロセッシング・モジュールが発売され、LINNが本格的にサラウンドへ対応した事で、その状況は一変します。

     

     

    それまでのお客様のシステムの使い方として、オーディオとして音楽を聴く時はLINN DSM、ホームシアターで映画を楽しむ時はサラウンドアンプのフロントプリ出力をLINN DSMのアナログへ入力し、Unity Gainと言う機能を使い、プリ段をパススルーする格好にしていました。

     

    サラウンド・プロセッシング・モジュールが出た事で、LINN DSMへモジュールを組み込み、サラウンドスピーカー分のLINN EXAKTBOXとパワーアンプがあれば、LINNによる高品位なサラウンドシステムが構築出来てしまうのです。

    この、LINNによるサラウンドの音を1度聴いてしまうと、今までのサラウンドとは次元の違う音が出るため、もう国産のサラウンドアンプには戻れないと言うお声を多く頂戴しています。

    この様に一石二鳥なシステム構築が出来るのも、LINN DSMとサラウンド・プロセッシング・モジュール、そしてEXAKTBOXのおかげなのです。

     

     

     

    話が長くなりましたが、展示機として迎えたLINN SELEKT DSM-KAにはKatalyst DACが搭載されている事もあり、せっかくなので、LINN MAJIK EXAKTBOX-IもKatalystアップグレードをするため、5月下旬に本国のスコットランドへ旅立ち、数ヶ月を経てようやくKatalystが搭載され帰って来ました。

     

     

     

    シャーシ底面に貼られた、「Katalyst DAC ARCHITECTURE」のシールがKatalystアップグレードの証。

     

     

     

    上蓋を開けると、手前に見えるのはEXAKT基板。所狭しとパーツが並んでいます。

     

     

     

    正面左側の基板に搭載されたKatalyst DAC。

    少し離れた所にはKatalyst DAC ARCHITECTUREのロゴが基板に刻まれています。

     

     

     

    正面右側にはEXAKT端子が付いている関係で、基板は2層構造。

     

     

     

    EXAKT基板の下に見えるKatalyst DAC。

    AKURATE EXAKTBOX-Iには計4枚のKatalyst DACが使われていますので、今回のKatalystアップグレードも同数での交換。

    基板にKatalyst DAC ARCHITECTUREのロゴが刻まれている事、そしてその基板にはパワートランジスタも搭載されている事から勘案すると、少なくとも今回のアップグレードではDAC部分のみの交換ではなく、EXAKT基板以外の部分がほぼ交換されていると思われます。

     

     

     

    上蓋を裏面からのぞいた所。

    この規則正しいスリットの穴の開き具合を見ると、ケータハムスーパーセブンやモーガンのエンジンフードのスリットと共通する所を感じます。

     

     

     

    弊社ではLINN製品の持ち込み試聴を行なっています。(試聴についてのページはこちら

    単体のSELEKT DSM-KAだけでもオーディオの試聴は可能ですが、ホームシアターをされている方にはEXAKTBOX-Iと組み合わせる事で、最大7.2chまで対応出来ますので、ご希望の方は弊社お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

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    また、家族が楽しめるホームシアターや住宅設備機器をiPadやiPhone等で操作するAMXホームオートメーションのインストールも多数の施工実績があります。弊社ショールームへご来店頂いて、ホームシアターやAMXホームオートメーション等を実際にご体感下さい。

    LINN DSやLINN DSM、ホームシアターや宅内ネットワークに関するサポート内容やサポートエリア等の詳細に関しては弊社Web内、サポートのご案内をご参照下さい。また、サポートのご対応エリア外でも対応させて頂く事があります。

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