• 2021年8月20日

    愛知 N様邸 LINN KLIMAX DSM/3のご納品

    愛知県のN様邸へLINN KLIMAX DSM/3をご納品させて頂きました。

     

    ご注文頂いたのは発表直後の4月初旬、そしてようやく8月に入荷したので、お届けまで約4ヶ月かかりました。(N様、お待たせしてすみません)

     

    箱に入ったLINN KLIMAX DSM/3。

    今回から専用設計の箱となりました。

     

     

     

    箱の上にはLINN KLIMAX DSM/3を上部から見た絵が書かれています。

     

     

     

    N様宅で作業開始早々LINN KLIMAX DSM/3の天板を開けています。

     

    これは、元々お使い頂いていたLINN KLIMAX DSM/2に組み込んでいたサラウンド・プロセッシング・モジュールを、LINN KLIMAX DSM/3デジタル基板へ組み込み直すために必要な作業です。

    アウトプットトランスの近くに見える、多くの半導体が並んでいる所が、今回から新しく搭載されたORGANIK DAC ARCHITECTURE。アナログ回路が極限まで短いのがよく分かります。

     

     

     

    LINN KLIMAX DSM/3はアナログ基盤とデジタル基板の2階層構造に分かれていて、上部がアナログ、下部がデジタルなので、サラウンド・プロセッシング・モジュールは下部の基板へ組み込むため、アナログ基板を外します。

     

     

    KLIMAX DSM/3の下部にあるデジタル基板が見えた段階で、サラウンド・プロセッシング・モジュールが組み込まれているLINN KLIMAX DSM/2から取り外すために裏蓋を開けます。

     

     

     

    LINN KLIMAX DSM/2の裏蓋を開けてサラウンド・プロセッシング・モジュールを取り外した所。

    こうしてLINN KLIMAX DSM/2の内部を改めて見ると、如何に少ないスペースを工夫してHDMI基板やサラウンド・プロセッシング・モジュールの取り付けを実現していたのか、苦労の跡が垣間見えます。

     

    LINN KLIMAX DSM/2からサラウンド・プロセッシング・モジュールを取り外し、裏蓋を閉め、LINN KLIMAX DSM/3の方に戻ります。

     

     

     

    本体下部にレイアウトされたデジタル基板右側にあるHDMIボードに付いている白の縦に長い端子へサラウンド・プロセッシング・モジュールを組み込みます。

     

     

    サラウンド・プロセッシング・モジュールの組み込みが完了したので、逆の手順でLINN KLIMAX DSM/3を元に戻し、ラックへ設置します。

     

     

     

    電源を入れて光るダイヤルのLED。

    今回、ブラックの実物を初めて見ましたが、精悍な顔つきをしています。

    尚、入荷台数はシルバーの方が多いと言う点もN様に長期間お待ち頂いた理由の1つ。

     

     

     

    配線が全て終わり、動作チェック中のLINN KLIMAX DSM/3のフロントパネル。

    中央に現在の入力ソース、左下にボリューム、そして右下に表示されているDDが、サラウンド・プロセッシング・モジュール稼働の証。

     

     

     

    ウォーミングアップを兼ねてN様が普段良く聴かれている音楽から、以前だと音がキツく感じてしまい余り聴かなかった音楽まで色々とお聴き頂いたのですが、どの音楽を再生しても音の響きや豊かさ、それぞれの楽器や声の粒立ち、深みが明らかに改善され、特にN様が「キツい」と感じていた音楽に至ってはその場に居た全員が「あれ?これ全然キツくないですね!?」となってしまう程の改善ぶりにN様から「いやー、全然違うわ。これは参りました」との嬉しいお声を頂きました。

     

    その直後、私が「では、ウォーミングアップも終わったので、これからAccount Space Optimisationの設定を行いますね」とN様へお伝えした所、N様から「え?この音ってAccount Space Optimisationの設定してなかったの?」と聞かれたので、私は「あ、そうなんです。今まで聴いて頂いていた音は全く何も調整していない、素のLINN KLIMAX DSM/3の音です。」と述べると、N様は「え?素でこの音!?」と更に驚かれた様子。

     

    私がAccount Space Optimisationへログインし、LINN KLIMAX DSM/3を紐付けし、Account Space Optimisationの設定をONにして以前と同じ様に響きや低音の調整を行って再度お聴き頂いた所、先ほどでも十二分に良かった音が更にバイオリンの響き方や低域のバランスが改善された事にN様は再度驚かれていました。

     

    サラウンドの設定に関してもヘッドユニットが変わったため、LINN AKURATE EXAKTBOX6も含めてAccount Space Optimisationで再度サラウンドスピーカーやサブウーファーのアサインから音量調整等、時間をかけて調整したのですが、とにかくどのソースを再生してもサラウンドの包囲感はLINN KLIMAX DSM/2よりも改善し、ソースの容量が少ないからと言って感じる音のキツさは皆無で、調整中に思わず作品へ没入してしまう程良いのです。

     

     

     

    想像を遥かに超えるLINN KLIMAX DSM/3の良さに、N様も大いに満足頂きました。

     

    N様、ありがとうございました。

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