【CEDIA AWARDS 2019受賞物件】
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M様邸リビングシアター番外編は、スピーカーの塗装についてです。
M様邸リビングシアターの全体意匠はダークトーンを基調としているので、ダウンライトやブラケットは基本ブラックで統一されています。
Dolby Atmos用の天井埋込スピーカーや置き型サラウンドスピーカーも、既製品のブラックで統一出来れば良いのですが、ホワイトモデルしか無い場合もありますので、その時は雰囲気に合う様に塗装を行います。
ただ、素人がホームセンターで買って来た缶スプレーで塗装しても、地の塗装と喧嘩して色がおかしくなったり、経年劣化が早く訪れたりしますので、弊社での塗装物は全て塗り工房ふじいの藤井様にお願いをして塗装して頂いています。
塗り工房ふじいは元々漆塗りの技術には定評があるのですが、近年ではGLASS JAPANと言うブランド名で、ガラスの透明性に漆の豊かな表現力を融合させる事により、今までの漆器のイメージを変え、新しい洋食器の可能性を誕生させて日本の高級飲食店を始め、海外でも採用されている優れたブランドを国内外に展開されています。
こちらは純金や純銀を使用する事で本物の厚みや質感を表現している、金箔/銀箔シリーズ。
※写真はホームページから拝借しました。
この様な素晴らしいブランドを生み出されている方に、弊社のスピーカーを現場に合わせて塗装して頂いています。
今回、藤井様に塗装をお願いしたスピーカー達。
こちらはサラウンドスピーカー用のポールです。
一見すると、ただ単に黒い塗装を吹き付けているだけの様に見えるのですが、実は最初の下地にどんな素材の塗装がされているのかを見極め、それと相性の良いプライマー(下地材)を吹き付けてから乾燥させ、その後にブラックの塗装を吹き付けてからまた乾燥させ、最後にクリアーを吹き付けてからまた乾燥させて完成と言う、気の遠くなる様な作業を毎回して頂いています。
そこまで手間暇をかけて頂いているので、現場での塗装はがれも無く、安心してお客様にお使い頂けるのです。
工房では、乾燥中のGLASS JAPANが置かれていました。
塗り工房ふじいの藤井様、いつも本当に良い仕事をして頂きましてありがとうございます。