• 2020年2月29日

    和歌山 M様邸リビングシアター 現場確認編その1

    【CEDIA AWARDS 2019受賞物件】

     

    打ち合わせ編はこちら

     

    M様邸リビングシアターの現場確認編その1です。

     

    その前に、何故M様邸で最新のイマーシブサウンドである、Dolby Atmos 5.1.4chをリビングで導入出来たのかを少しお話したいと思います。

    もともと、M様はクオリティの高いシアターをご要望されていましたが、Apple TV 4KがDolby Atmosに対応した事もあり、私の方からご提案させて頂きましたが、その中で障壁となるリビングソファ横にサラウンドスピーカーの設置を容認頂けたのが一番大きな理由でした。

     

    ただ、通常ではリビングでイマーシブサウンドを実現するにはサラウンドスピーカーの設置場所を巡り、なかなか難しいのが現実で、Dolbyが推奨する設置要件から大きく外れた場所にサラウンドスピーカーやトップスピーカーを設置している物件は良く目にしますし、アメリカでも同様だと、あるアメリカのメーカー幹部が教えてくれました。

     

    Dolby Atmosを代表するイマーシブサウンドは、従来の平面で構成されるサラウンドフォーマットとは大きく異なり、3Dで音響効果を製作しています。

    そのため、制作者側の意図通りの音響効果を家庭で再現するには、シアター設計時にDolby Atmosが発行しているガイドラインを守る必要があると私は考えています。

    そのガイドラインを守りながらDolby Atmosをリビングで実現し、建築意匠を守れたのもCEDIA AWARDSで評価を頂けた理由のひとつだと私は考えています。

     

     

     

    前回の現場打ち合わせから約1ヶ月後に配管の埋設状況を確認するために現場へ。

     

     

     

    天井から壁面内に多数の配管が入っている事が分かります。

    天井が出来てしまうと見られない貴重な写真。

     

     

     

    壁内を通じて壁面下部にまとめて出菅し、コンセントと共にウーファー設置場所へまとめます。

    床から出ている2本の配管は、ソファ横に設置するサラウンドスピーカー用。

    同じ床下から、フロントスピーカー用配管も後に配管されます。

     

     

     

    こちらはリビング正面に壁掛する予定の薄型テレビとセンタースピーカーのための配管。

    HDMIを入線するので28Φの配管を使用。

    灰色の配線はアンテナ線。

     

     

     

    こちらはDolby Atmosのトップリアスピーカー用配管。

    スピーカーは天井埋込にするので、意匠を損ないません。

     

     

     

    ダイニングキッチン側から見たリビング正面。

    Dolby Atmos用トップフロント用配管もすでに埋設されていました。

     

     

     

    この状態からはまだまだ完成系が見えませんが、この様に事前から準備や仕込みを進める事で完成した時のクオリティに大きな差が出ると私は常に考えています。

    指示図面はもちろん大切なのですが、本当に大事なのは現場で行われる細かい収まりについて打ち合わせを積み重ねです。建築家で言う所の施工管理に当たると思います。

    そのため、重要な時期の現場確認は納得行くまで現場へ訪れて打ち合わせを重ねるのが私のインストールスタイルです。

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