※一時停止していたLINN KATALYSTアップグレードの再開を記念し、KATALYSTアップグレードを弊社へご依頼される方を対象に5セット限定の特別価格でのプローモションを2021年3月末まで開催しています。詳しくはこちらまで。
今回のLINN AKURATEシリーズのKATALYSTアップグレードは大きな反響と供にオーディオファイルの方々に迎えられている様で、スコットランド本国でアップグレード作業を行う場合は世界中からアップグレードが集中し、通常よりも長い時間お客様にお待ち頂く事となりましたが、その分アップグレードの内容はまるで別物と言って良い程音質が大きく向上しました。
ここでおさらいしておくと、比較的早めにアップグレードが可能なモデル(日本国内作業)は下記の通りです。
・LINN AKURATE DS/K EXAKT端子付
・LINN AKURATE DSM EXAKT端子付
・LINN AKURATE EXAKTBOK
逆に、上記以外のAKURATEモデルは全て本国作業となります。最近は漸く落ち着いて来ましたが、アップグレードのリリース直後は約2〜3ヶ月待ちの状態が長らく続いていました。
LINN AKURATEシリーズをLINN AKURATE EXAKTBOXと供にお使い頂いているK様の分もKATALYSTアップグレードをお申し込み頂いてからお届けまで約1ヶ月半程かかりましたが、今回も現地で作業を行ったのでお客様にはアップグレードのお申し込みから弊社ご訪問までの間、通常通り音楽をお楽しみ頂けました。
LINN AKURATE EXAKTBOXの基盤を入れ替える為、まずは機器の主電源を全て落とした上で背面の配線を外します。左右合計で10chになるので、結構な本数のRCAケーブルが接続されています。
この配線をうっかり間違えてボリュームを上げればスーパーツイーター等は一瞬で破損するので、慎重に作業を進めます。
梱包箱からKATALYST基盤を取り出した所。既存の基盤と入れ替えます。
比較の為にLINN AKURATE EXAKTBOXから取り出した従来の基盤(左)とアップグレードのKATALYST基盤(右)を並べてみました。
従来の基盤(左)はWolfsonのD/Aコンバーター、WM8741が10個並んでいますが、KATALYST基盤(右)は旭化成のD/Aコンバーター、AK4497が5個並んでいて、回路設計もよりシンプルな構成となっているのが画像から分かります。
ここで大事な事ですが、LINNの最新DACアーキテクチャ、KATALYSTは高い次元で安定性を担保するリファレンスレベルや独立電源構成、独自のデータ最適化、高精度マスタークロック、超低歪アナログ出力ドライバーを独自で新たに開発し、今までに無い高精度なD/Aコンバージョンシステムを実現する為の要素の一つとして各社のD/Aコンバーターを吟味した結果、旭化成が選ばれたのであって、単に旭化成のD/Aコンバーターを搭載しただけでは無いのです。
従来よりも短くまとめられたKATALYST DACアーキテクチャが搭載された新基盤。
基盤の中央には誇らしく「KATALYST DAC ARCHITECTURE」の文字。
蓋を閉めて背面にアップグレードが完了した証である、KATALYSTシールを貼って基盤入替作業は完了。ラックに戻して配線を注意深く接続し直します。

LINNの設定ソフト、KonfigでSpace Optimisationデータを復旧し、アップグレード作業が完了しました。
作業完了後、テストを兼ねて小さい音で数曲音楽を再生している所にK様が戻って来られたので、早速お聴き頂きましたが、K様も横で聴いている私も驚きを隠せない程の改善に2人とも驚きました。
まず、一聴して分かるのはノイズレベルがグッと低くなり、静かな中から音がいとも簡単に「ポンッ」と軽やかに出て来るフットワークの軽さに始まり、今までに無い濃密さで音色をしっかりと描き分けながら正確な表現で音楽を展開して行きます。
その時はCDを再生していたのですが、まるでハイレゾを聴いているかの様な濃密さ。
もちろん、その後にハイレゾも聴きましたが、今まで繰り返し聴いてきた楽曲の筈なのに、まるでライブハウスの特等席でライブを聴いているかの様な生々しさで音楽が展開され、ついつい曲を止めるのを忘れてしまう程。
この変化にK様も大いに満足して頂けて、非常に価値のあるKATALYSTアップグレードとなりました。
K様、今回もありがとうございました。お忙しいとは思いますが、お時間のある時に色々な音楽をじっくりと聴き直してアーティストとの距離を縮めて頂ければ幸いです。




