H様邸インストールの2日目はリビングへテレビを壁掛する為に朝から作業開始。
テレビと共にスピーカーも開梱し、壁面金具を適切な場所へ取付する為に位置を確認。壁面へテレビを壁掛した後にスピーカーも適切な場所へ設置します。
リビング右側の造作棚に機材を設置する事で扉を閉めれば配線類は見えません。LINN AKUBARIK-Pを駆動するのはコストパフォーマンスの高いネットワークプレーヤー兼プリメインアンプ、LINN MAJIK DSM。昨年度のバージョンアップからHDMI2.0ボード搭載(4K,ARC,CEC,HDR対応)となり、品質と使い勝手が大幅に向上しています。
こちらは水周りで使用する防水使用のプライベート・ビエラ。初期設定ではBDレコーダーとモニター間で直接通信し合うアドホックモードなのですが、無線LANアクセスポイントと電波干渉が生じる恐れがあるので、BDレコーダーは有線LAN、モニターは無線LANアクセスポイントに接続し、宅内ネットワークで動作する様に設定変更しています。
最近、このアドホックモードで通信する機器が増えているのですが、殆どの機種が2.4GHz帯域を使用しており、この2.4GHz帯域は他の機器でも使用している事(Bluetooth、コードレスホン、ワイヤレスオーディオ機器、ゲーム機等)から、無線LANにおける電波干渉の元になります。
メーカーからすれば出来るだけクレームや現場でのトラブルを避ける為にアドホックモードを初期設定していると推測しますが、互いに2.4GHzで通信し合う機器が1つの家の中で何台も存在すると、只でさえ帯域の狭い周波数帯の2.4GHzはたちまち電波が干渉してしまい、それぞれに不具合が生じてしまう可能性が高いのです。
宅内ネットワークをインストールする際にはこの様な事にも意識を向けて出来るだけ電波干渉が起こらず快適なインターネット環境を構築する様に心がけています。
天井裏に宅内ネットワーク機器を設置完了。当初想定していた有線LANポート数では足りなかったので急遽H様が手持ちのHUBも使い、何とか収まりました。有線ルーターはYAMAHA NVR510、HUBはWLX-2200、無線LANアクセスポイントはリビング用とプライベートビエラ専用にそれぞれWLX202を1台ずつ設置。
各機器を設置後に個々の設定を行って漸く完成となりました。H様邸の仕上がりは次回コラムにてご紹介します。