弊社では新築のホームシアターインストールは勿論、導入後のアフターフォローにも対応する事でお客様には永きに渡って安心してお楽しみ頂いております。
専用シアターとLINNシステムで映画や音楽をお楽しみ頂いている大阪府のK様から「プロジェクターが映らなくなった」と電話がありましたので早速状況確認の為にお伺いしました。

FAROUDJAのプロジェクター、D-ILA-1080MF1が天吊されています。
電源を入れると画面に「D-ILA」と表示されるのですが、30秒ほどすると画面が真っ暗になってしまい、映りません。本体のLEDは赤色で点滅しているので取扱説明書で確認した所、本体側に不具合がある事が分かりました。発売日が2006年なのと輸入元が既に取り扱いをしていない事もあり、K様に状況を説明した所、後日プロジェクターを入れ替えする事となりました。

プロジェクターの入れ替え作業開始。17kgと言えども天井に吊り下げているプロジェクター、とても1人で持てる代物ではありませんので、2人で慎重に降ろして行きます。

無事に降ろされたD-ILA-1080MF1。天吊金具はOmni Mountの汎用品なので新しいプロジェクターにも使います。

入れ替えするのは4K/HDR対応の液晶プロジェクター、EPSON EH-TW8300。

新しく天吊するEH-TW8300へ金具を取り付け作業中。写真でも分かる様にプロジェクターは一回り小さくなっています。

EH-TW8300の天井吊り下げが完了しました。

いつもの様に暫くランニングさせた後、一通り調整を行います。因みにこの写真は液晶アライメントの調整風景。

このEH-TW8300からおそらく追加されたであろう新しい項目、ユニフォーミティー。これは主に白色を写している時に出る色ムラを細かく調整出来る機能です。
液晶プロジェクターはパネルの具合によって全白やグレーを映した時に微妙に画面の一部が赤かったり緑がかったりしていたのですが、それを調整して少しでも改善する機能なので、液晶プロジェクターの映像調整の項目が増えて私としては嬉しい限りです。
全ての調整を終えた所でK様にお声がけして新しいプロジェクター、EH-TW8300の映像を見てOKを頂いて作業終了となりました。
当時は固定画素で最強の画質を誇ると言われたFAROUDJAのプロジェクター、D-ILA-1080MF1もおおよそ10年経過し、今回導入した4K/HDR液晶プロジェクターのEPSON EH-TW8300の画質や明るさを体感すると、改めて液晶プロジェクターの性能がここ10年で飛躍的に向上したのだなと感慨深い物があります。
余談ですが、私が生まれて始めて見たプロジェクターはシャープのXV-H1。それまでは大画面で映像を見るには30kg以上ある3管式プロジェクターが主流だったのですが、このXV-H1は片手で持ち運び出来るほど軽くて手軽に大画面が楽しめて、しかも3管式プロジェクターの半額ほどとあって、当時人気があったと言う事を父親から教えてもらいました。ひし形の液晶のツブツブがハッキリと見える位荒い画像でしたが、当時中学生だった私は自宅で大画面を手軽に見れる事に感動したのを覚えています。この体験がまさに、今のホームシアターインストーラーと言う自分の仕事の原点なのだと思います。
2016年にはNetflixやAmazonビデオ等の映像ストリーミングサービスで4Kが始まり、今年はUHD BDが中価格帯のレコーダーにも搭載される様になり、大型テレビはほぼ4Kに対応している事から、いよいよ本格的に4Kが現実的な物としてコンテンツと共に我々が楽しめる時代がやって来ました。